inukame日記 

子供とわんこの記録 日記代わりのブログです。十年以上非定型顔面痛・歯痛で悩んでます。

父と半年ぶりに

母と兄との確執で会っていなかった
アルツハイマーの父と半年ぶりに会いました。


老人ホームに入居したばかりの父に会いに今日子供達と行って来ました。
半年前に会った時は自転車に乗って私の家に来て、子供達に
おこづかいを渡していたのに・・・


その頃は経度アルツハイマーだったのが、今日会いに
行ったら私も子供達の事も分からないほど進んでいました。
「私の事わかる?〇〇だよ。娘だよ。」
「わからん」と無表情にじっと目を見て言う父を見てやはり涙がこらえられませんでした。
最初は子供達も分からなかったようですが、
「〇〇(息子)と〇〇(娘)だよ。」と名前を言うと
「〇〇か、大きくなったな。ちゃんと勉強せないかんよ。」と思い出したようです。
でも10秒後には「誰だ?」というのですが、また名前を言うと
思い出します。娘は思い出せなくても孫はちょっと思い出せるようです。
無表情になって、半年前にマラソンしていたのに今はそろそろとしか
歩けない状態になっていました。
ずっとホーム内と歩き回って「家に帰る」と言っていました。
息子も娘も「じいじかわいそう」とやはり涙がこらえられなかったようで
ずっと涙をぬぐっていました。
「じいじどこも痛くないし、こんな良いホームに入れて幸せだよ。また会いにこようね」
今まで親孝行できていなかったので出来るだけ会いに行って、
助けにはならないかもしれませんが出来るだけのことはやろうと思います。


大好きな大福をお土産に持って行ったのですが「いらない」の一言。
「じゃあ今度電車か車の本どっちか買ってこようか?」と聞いたら
「両方」
元気な頃はいつも図書館に行って鉄道雑誌や自動車雑誌を読んでいた父。
何十年も家族の為に働いてきてくれた父。
元夫の代わりに子供達をいつも公園に連れて行ってくれていた父。
兄の悪行を母のしつけが悪いからと母を殴っていた父。
何かしていないと気が済まない性格、せっかちな性格、私は父にそっくりです。


人間誰もが年を取り、死んでいく。
それは避けられない事。
あまり考えすぎると精神がダメージを受けるので考えないようにして
私が出来る事をやろうと思います。
驚いたことに息子も出来るだけ父に会いに来るといっていました。

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