私が働いている工務店のお客様はお子さんが小さくて、若い方が殆どです。
みなさん仲良し家族で幸せそうな方ばかりなのですが、家づくりの
打合せとなると細かい仕様打合せ、資金計画、その他山の様に決める事があり、
やはりご夫婦の多少の衝突は避けられません。
そこをなんとか中立に持っていって楽しく打合せの流れを作るのも
仕事のうちなのですが、たまにそれがなかなか難しい事もあります。

ここから暗い話です。すいません。

そんな時、結婚していた頃の家づくりの事をふと思い出してしまいます。
工務店との打合せ中もずっと携帯でゲームをしている元夫、
その頃1歳と5歳の子供達から目を離せず、元夫は子供に興味はなく、
そんな中の打合せ。工務店の方もあきれ顔でした。
あれでよく家を建てようと思ったもんです。私ってバカ・・・

あと、家のフェンスってお隣と話合って決めるのですが、その土地は
分譲住宅の中心の角、必然的に左右から皆さん色を決めていくので
フェンスの色が四方揃わない可能性大だったんです。
そしたら
「お前絶対色を揃えろ。全部の家まわって頼んでこい。」
との指令。
会った事も無い人、ちょっと挨拶しただけの方達に頼み込んで
色やメーカーを揃えろって・・・
いつも無理な司令ばっかり言われていて麻痺してたので
一応訪問だけはしてしまったのですが、やはりそんな事は無理で
全く、今思えば迷惑な家族です。

一番キツかった司令は「○○（娘）のアトピーはお前が絶対直せ。」
アトピーは元夫からの遺伝です。重症だったので直してあげなきゃと
色々な病院を息子と娘を連れてまわって、本やパソコンで調べ、
有名な病院のある他県まで苦手な運転で通いました。
完全除去食で完全母乳で私も除去食、だった私は追い込まれました。
体重は30キロ代。
さらに娘の弱視斜視がひどく0歳からメガネ、こども医療センターにも定期的に
通っていました。そして息子は発達障害ならではの手のかかる子。

洗脳では無く、諦め、でした。
反論するとキレて怖い、諦めるしかあの頃の私には選択肢が無かったです。
家が完成して1年後に離婚、その事を工務店の担当者に伝えたら
全く驚かれませんでした。やっぱりね、と思ったんだと思います。

もうあまり思い出す事は無くなってますがたまに
思い出すといやーな気分になります。でもこれも私の人生だったので
暗い事も記録しておこうと思いました。
色々経験して少しは強くなったと感じているので。

☆　本当は忘れた方がいいのかもね　☆